初夏を迎えて・・・
この間新年のご挨拶を考えたと思ったら、あっという間にもう夏のにおいがする季節になってしまいました。これから梅雨を経て本格的な夏の到来です。
私の一番好きな季節がやってきます。
歳を重ねるごとに一年一年が早いと聞きますが正にそのとおり。一年一年どころか一ヶ月が、いやいや一日が風のごとく過ぎ去ります。
自分が本当は何をしたいのか、事務所はどこを目標にして進んでいくのか、自分自身そして職員ひとりひとりが明確な目標を持ち続けないと時代の速さに流されてしまいます。
情報ばかりが溢れてかえっているこの世界では、自分以外の事務所のしていることが解り易く、そして時代にマッチしているかのように思えてしまって、いろいろと検討もせず中途半端に手をだしてしまう始末です。
一番多い誘惑は毎日流れてくるFAX。
経営を見直さないか、どうすれば顧客が増え続けるのか、顧問先と会計事務所、同時に売上が20%増加する方法・・・などなど。
自分の方向性に悩んでいる私からすると本当にありがたい限りの情報の渦。
ただし、これをすべて聴講していると肝心の顧問先との時間をあっちもこっちも削らなくてはいけないので仕方がなくひとつふたつの講義だけで目をつむり、今日も情報に流されている私・・・。
優秀な税理士を沢山揃えている事務所、魅力的な経営方針を打ち出している事務所、等々数々の会計事務所が存在する中でどうやって私たち弱小な事務所が生き残っていくのかが、いつの時代でも最大の関心事です。
これには、小さいながらの利点として、私自身が (1)一人ひとりの顧問先と向き合って接点をもって対面で対応していく。そして (2)顧問先の一人ひとりの気持ちにどこまで近づけるかどうか・・・、にあると信じています。
開業以来ありがたいことに年々少しずつ顧問先は増えてきました。関与先名簿には関与させていただいた年数がひとめで分かるように、その年の年号を交えています。
ですから、今現在お付き合いをさせていただいている顧問先の方々と何年の月日を共有してきたかが一目瞭然です。そしてその一覧表をみると一人ひとりの最初の頃の出会いからが今も蘇ってくること・・・これが今の私を支えている原動力に違いありません。
今年も半年が過ぎました。
大変な時期はまだまだ続いていますが、顧問先のために、そして自分自身のためにも元気な私の事務所でいたいです。