2010年の夏を振り返って
今年の夏は、本当に猛暑でした。そして暑いだけではなく、雨もなくからからと干乾びる様な夏を経験しました。毎年、毎年季節が早まっていき、暑さも酷くなっていくことは感じてはいましたが、こんなに急速に地球が破壊されたような暑さになるとは本当に怖い気がします。
今年はゴルフ場の芝も焼けてしまい、グリーンが禿げ上がってしまっているところも多いといいます。また、各地の山からは猿が町に降りて来て都会を荒らし、熊の被害も多いとのこと。猛暑が起こす環境への影響は計り知れないものでしょう。
芝生や、野生動物だけではなく、人間も大丈夫でしょうか?子供がうるさいと木箱を作り閉じこめて死なせてしまったり、親に注意されたことが気に食わないと言っては、家に火をつける。そして、今度は信じていた検察内部での証拠改竄事件。何を信じて、誰をお手本に生きていけばよいのか、本当に分からなくなってしまうような事件が多い昨今です。これでは未来を背負っていく、子どもたちへの影響も心配です。
でも、不安がってばかりいないで、ちょっと私の事務所のお客様に目を向けると、とても元気のある人達の集まりです。
多くの先生が自費診療に重きをおく中、「少しでも保険診療で沢山の方々に、いい技術を提供したい」と考えている歯科医の先生。
お年寄りの毎日の生きがいの為に、身を粉にして走り回っている、カラオケ教室の先生。
後進国への技術指導のため、いつも海外を忙しく飛び回っているとても几帳面な社長。そして、バイクや歌をこよなく愛し、雑誌という表現手段にエネルギーを注ぎ込む若社長等々。
本当にバイタリティーに溢れ、そして人間的にも素晴らしい人たちが何と私の周りには沢山いるのでしょう。
テレビや週刊誌を賑わしている人たちは、ほんの一部の人達です。私とは違う次元の人たち、そう信じて自分自身の周りの方々との交友をもっと深め、まずは私の周りからみんなで幸せになっていく、その為には自分が一番の笑顔の発信者でいたいです。
そして、私は私に与えられている仕事を着々とこなしていき、今は、私のクライアントの一人一人はお互いを全く知らないけれど、何か接点を作って一同が介することが可能ならば、社会に役に立つ何か素敵なことがみんなで出来るのではないか、と一人模索しているこの頃です。
そんなことを考えながら、そろそろ繁忙期を迎えます。
さて夢と笑顔はずっと絶やさない毎日でいけるでしょうか。