2015年 唎酒師
昨年の私のチャレンジは、「唎酒師」でした。2014年8月に日本酒サ-ビス研究会、酒匠研究会連合会より、「唎酒師」の認定書をいただきました。
この認定書の取得までの道のりは、通信で日本酒の原料、製造方法、表示から、歴史などを勉強するとともに、日本酒の提供方法、プロモ-ション技術などまでも、学びます。
日本酒好きが高じて始めた学習でしたが、本当に内容が深く感激しました。
特に、製麴(せいぎく)、醪(もろみ)等、日本酒にかかわることは、字が難しいことも、印象的でした。また、歴史の分野では、顕微鏡のない時代に、微生物の働きを巧みに利用するなど、昔の人々の知恵などに触れ、ただただ、感嘆するばかりでした。
皆さんはご存知ですか?
酒造りの最も原始的な手法は、口噛みが、酒の起源だということ。また古代は、酒や薬を司る人は巫女であったということなど。
もともと、女性の方が、お酒に関わっていたとは、何とも興味深いですね。
今では、ワインに押され、若者向きではないというレッテルを貼られている日本酒ですが、これから東京オリンピックに向かい、人気は、どんどん高まる兆しです。(私個人の感想です。)
このように、日本酒は、奥深く、一生懸命勉強しても、知識は追いつくことはありません。とは言っても、私の勉強方法は、いろいろな種類を購入して、薀蓄を言いながら、飲んでみることなので、酔ってしまって、ほとんど忘れてしまっているのですが。
「唎酒師」の試験の最後は、テイステイング。
薫酒、爽酒、醇酒、熟酒などを、香り、色、味わいなどで見極めます。また、劣化した日本酒の見極めも課題でした。
修了証書はいただきましたが、よくわかったことは、日本酒は奥が深いことと、私は、飲み易いさっぱりした冷酒だけが、好きだったことでした。
でも、これからも「唎酒師」という名称に恥じないように、勉強という大義名分の影で、夜な夜な学びを続けていきたいです。